フォトブック制作への野望
2016/6/14、光嶋裕介が初めて中川村に来た日の夜、地酒の今錦を飲みながら語らいました。その中で、この家つくりプロジェクトを綴ったフォトブックが作れたら素晴らしいね♪と話していたのです。「シューへーさんが写真を撮って、僕が書きます!」というような話をした気がします。
長いこと人の手が入っていない鬱蒼とした雑木林があり、自らの手で樹を伐り、土を掘って基礎を作り、その上に家が建たっていく。それと同時に、我家の家族、特に3歳の娘が、まだ家の気配もない状態の森で花を摘んだり、クルミや栗を拾ったりして遊び、パパが木を伐る姿を見て、一緒に薪作りをして、一緒に壁を塗ったりしながら、家が建たっていくのを目の当たりにして竣工の頃には5歳に成長していく。新しい家で生活を始め、変化していく家と家族の姿を写真で撮り続けていったら面白いなという話です。
本が売れないといわれる今日日に光嶋裕介は2012年から2017年の間で7冊もの本を書いてます。ほぼ日刊イトイ新聞のweb連載から始まった『みんなの家。』〜建築家一年生の初仕事〜(アルテスパブリッシング)、『これからの建築』〜スケッチしながら考えた(ミシマ社)双方とも元気な出版社として小さな出版社業界をリードするいい本作り=売れる本を生み出す版元から出しています。その両方の出版社代表の自宅を光嶋裕介が設計しているということを後から知り、さらに驚きました。なんと愛情深く、熱のある人達なのでしょう。そして、そのタイミングもすごい。だって、本を出すということと、家を建てるという人生における二大イベントが数年の間に起きているのですよ。
そんな彼がまた新たに「本を出したいね」なんていうので、夢の話でなく割と現実味のある響きがしたので、僕もその気になって嬉しくなりました。具体的な話は割と直ぐにやってきました。2016/11月に開かれる「東京デザインweek」での模型展示に、我が家のプロジェクトを出展したいとの提案があったのです。模型のまわりを囲うように僕の写真を配置したいと計画してきました。ワクワクしましたね。(東京デザインweekでの模型展示は後にレポートしたいと思います。)
このブログが発端となってフォトブック制作に繋がるといいな!と企んでいるわけです。拙い文章で、勢いだけが売りなので、その道のプロの目に留まるかどうかは予想不可能ですが。。。家つくりはとにかくトピックが多いですね。田舎の山の中で、建築家と、低予算で家を作るというのだからなおさらです。早くまとめていかないと収集がつかなくなっちゃいますし、プレゼン資料としては色々あったほうが良さそうかなと思って、細かくブログ記事にしています。記事はやっと1年前まで追いついてきました。現在の明日、2017/10/12に地盤改良開始です。いつ頃、ブログ記事と現在が一緒になるかな?と想像しながら、「いつでもいいや」と気楽に楽しく書き綴ろうと思います。いや、勢いはあ必要かな?!
photograph©ShuheiNEZU
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