現代農業/自然農 現代建材/自然素材

2016年2月8日に初めて中島工務店を交えた打ち合わせでは、DIYを踏まえた見積りを取ってもらい、総額2000万円程で家が建たる可能性があるということが分かり、ひと安心の心境でした。


それと反面、自然素材をふんだんに使う家作りを念頭に置いていた根津家ですが、それが建築家・工務店サイドに上手く伝わっていない事が分かりました。私が「土壁・無垢材で家を作りたい」と思っていたのは、法嶋さんスタイルの、(出来るだけ)完全自然素材の世界。それが一般建築の世界では、下地は当然の事ながら石膏ボード、仕上げの数ミリに塗り壁のことが「土壁」。見積もりの部材を見て「なんだ〜、一般的な建材を使うのか」と肩を落としました。伊那谷Iターンナチュラル志向派と一般的な日本人との差が顕に出ました。


化学肥料や農薬をふんだんに使う現代農業と、無施肥無農薬の自然農の比較によく似ているなと思います。昼ごはんはマックのハンバーガーとコーラに対して、天然酵母の全粒粉ライ麦に無添加りんごジュース。コンビニおにぎりか、母さんお手製のおにぎり。今の我が家族は、原発事故を機に放射能汚染を避けて選んだ地で子育てしながら生活を送っています。野菜やお米は無農薬のものを食べて貰いたいと始めた自然農スタイルの畑での野菜作りや田んぼでの稲作。でも、ちょっと前まで都市部のマンション暮らしで、普通の牛乳ガブガブ飲んで育ち、日能研の中学お受験の夜食はマクドナルド、タバコをスパスパ、夜な夜な六本木のサルサバーで呑み踊り狂う生活をしていました。


今も、色々が混在している中で生活しています。仕事の農業はガッツリ農協出荷をするので、指導も資材も農協絡みです。でも、田んぼだけは完全無農薬の信念を貫き、身体を使って草取りを続けています。ですので、私自身はどちらでも折り合いをつけて対応出来るはずなのです。一世一代の家作りをどこまでこだわり、どこで折り合いをつけるかがポイントになってきます。こだわりを貫くにはパワーが必要です。どこまで出来るか?! 


しかしながら、この2017年2月の時点では感情が少々熱くなっていた頃です。この打ち合わせを経た後のフィードバックはなかなか熱くなっていて我ながら恥ずかしいですね。公開することしか取り柄のない記録型ブログですので、全て貼り付けたい思います!





タタッタラ

家が建っていく様を綴らねばならないという使命感を基にした記録。

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