【TDW模型としてのC案】

A,B,C案の3つの案を9月末に見せて貰い、建て主である我々家族で「ここがいいねー」、「これはこうなったらもっといいねー」、「ここは狭いけどどうにかならないかな?」、「高くつきそうだねー」などなどと話し合いました。写真撮影の仕事打ち合わせでも、保育園の保護者役員会でもそうですが、たたき台があることよって議論がしやすくなります。たたき台がないと分からないことも分からない状態が続いてしまいます。家作りの素人である我々家族にとって、これからが設計プランのスタートなんだなと感じた時期でした。


今回はC案のハザ干しの家をベースに進めてほしいと光嶋裕介にメールで連絡していました。それとは別にという前提で、2016年10月末から開催される『東京デザインweek』内の展示の一つである建築模型展に光嶋裕介設計事務所が昨年に引き続き出展することになりました。立体物である模型の周囲を、平面の写真で囲う為の写真データを10/14に光嶋事務所に送信しました。


*写真はまだワイルドな状態の住宅建設予定地です。桜にもクルミの樹にもツルが絡み、幹を締め付けている状態です。この角度も正に車路から北側を見ています。左上の薄く青い空には中央アルプスの稜線が見えることもあります。

photograph©ShuheiNEZU


*東側の眺望がよければ南アルプスの塩見岳がよくみえます。手前は私が管理している梅畑。

photograph©ShuheiNEZU


これらを含んだセレクトした写真を数十枚アップしました。そこからどのように選んで、プリント、展示するかは全て光嶋裕介に任せます。



2016/11/10光嶋裕介から根津修平へのメール

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根津さま、こんにちは、光嶋です。


先日は、ありがとうございました。

TDWのためにつくった模型の図面をまとめましたので、ご確認ください。

また、当日渡した提案と含めて、検討を重ねてもらい、フィードバックいただければ、それを踏まえて、正式な第二提案として、まとめていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

光嶋拝

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C'図面がPDFで送られてきたのでA3用紙にプリントアウトしました。先日の伝えた我が家からのフィードバックを受けて、敷地の中で建物の向きが90度回転し、C案から追加して新しく大きな開口部が東側にできました。自分たちの意見が反映されるというのは嬉しいものです。


新しく横側に突き出た開口部と庇は断面図で見ると同じ二等辺三角形を左右に並べてひし形状態なのですね。無理のないバランス良いプロポーションを感じます。フィートバックを受けて変更された設計と、その変更によって生まれた新しいアイディアなど、設計者の意図をフォトブックの中では読みたいところですね?!


あくまで、東京デザインweekの為の設計案ということですが、なんだか気に入りました。どんな模型が出来上がるのか楽しみです。


次回はTDWの模型写真をアップしようかな。。。


タタッタラ

家が建っていく様を綴らねばならないという使命感を基にした記録。

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