草屋根

どうやら根津家は草屋根が好きらしいです。

長野オリンピックの後、クロスカントリースキーのコーチングの勉強先を視察にノルウェーのオスロに行きました。ホルメンコーレンのジャンプ台付近を散策していたら草屋根風景に驚いたのです。屋根に草がボーボー生えている!ノルウェーでは伝統的な屋根作りだと聞きました。屋根という存在に親しみを感じたのは初めてのことかも知れません。


その後、結局フィンランドに住み、北極圏の街ロバニエミからヨーロッパ最北端の地ノールカップまでドライブした時も、草屋根を乗せた家が点在し始めたなと思ったらノルウェー国境を越えていた事に気付きました。

今回の家作りでは、出来る事なら、親しみを感じる草屋根にしたいと考えていました。そうだ!川崎の叔父さんの家が草屋根だったと思いだしました。

去年、おばあちゃんの13回忌があり、おいちゃんおばちゃんに会いました。草屋根実践者の意見を聞くと、草屋根は断熱性が高いので、冬は暖かく、夏は涼しいと言います。川崎では緑化推進しているので補助金制度もあるそうです。

光嶋裕介さんには草屋根を導入したいと希望していました。メンテやコストが掛かかりますよ、実用性が低い理由にあまり乗り気では無かったみたいですが、(きっと藤森建築と似てしまうのを懸念しているに違いない(≧∇≦) 進めているE案、F案の基本設計において、一部に草屋根を考えくれています。中島工務店との打ち合わせでも、設計担当の香田さんが草屋根導入の事例として業者さんの資料を見せてくれました。
そうそう、こういうのです(^^) あれ?! 見た事ある景色だなーと思ったら、正に叔父さんの家だったのです!

ガルバリウム屋根と草との間に、アクアソイルという名の、耐圧透水通気板を敷設することによって草屋根を実現させている仕組みのようです。

草屋根にする特別工費は大体100万プラス。それより他に予算を充てるべきでしょうーという家族内の雰囲気も手伝って男の非実用的なロマンは影をひそめるのでした。

家が建たってから、DIYで草屋根にしてもいいし、、、と自分を納得させるのでした(^^)

タタッタラ

家が建っていく様を綴らねばならないという使命感を基にした記録。

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