薪ストーブ屋への旅〜 Aurora AQUA
≪森の生活≫にどんな薪ストーブを導入するのかは、重要な選択の一つです。家づくりがまだ夢物語だった5年ほど前から、薪ストーブ屋を見つけると店内を覗かずにはいられませんでした。伊那谷は家屋数に対する薪ストーブ屋の割合が日本一との話しを聞いたことがあります。しかし、「これぞ!」という一品には未だ出会っていません。
「2017年薪ストーブスタイル」(題名?ムック本)で発見したAurora Aquaという商品のポテンシャルに惹かれました! 室内に設置、暖を取り、大きなガラスで火が見え、上部タンクでお湯を沸かし、床暖房や離れた部屋のパネルヒーターを温められ、タンク上部は蒸気が上がり加湿機能も備えている。一人五役のマルチっぷりは脱帽ものです。野外に湯沸かし専用のウッドボイラーと室内薪ストーブと二台導入も考慮していた程なので、この品はフィンランドでのオーロラとの遭遇の様に感動でした。
早速、メーカーにカタログ請求。数日後に届きました。ふむふむ。機能的には良さそうだけど、実際どれくらいの力があるか聞いてみないと分からないし、デザインも目の当たりにして見ないと何とも言えない。
新潟のハウスメーカー、夢ハウスの松本展示場までひとっ走りしました。2月なのにポカポカ陽気も手伝って、Aurora Aquaを設置しているショールーム はカリエンテ。”aqua!”のごとく「アチ〜水をくれ!」ってほどです。上の写真がショールーム玄関に置かれた高さ1300mmほどある細長タイプのSmart Aqua。鋼板製のストーブ上部の水槽で温められた不凍液が、無垢松材フローリング(厚さ30ミリ!)下に配管されていてポカポカ。事前に電話したからか、暑過ぎでしょ?!という位焚いてました。
http://www.yume-h.com/stove/a_aqua.php
夢ハウスで家を建てない人には、この地域では茅野市のストーブ屋さんが設置メンテを担当するという話しを聞き、もうちょっと小ぶりの別機種も見たいし、パネルヒーターへの接続事例も経験しているということで、帰り道みたいなものなので、脚を伸ばして茅野へ。
そこは家族経営風のストーブ屋さんで輸入ストーブをメインに小洒落たこだわり雑貨もおかれていた。お店の人は若い奥様風、主人はもう少ししたら帰ってくると、コーヒーを入れてくれました。しばらくすると山男風のオーナーが現れました。
県内での新築工事で、 Aurora Aquaとパネルヒーターを複数台取り付けた工事をした話を聞きました。聞き間違いなかったと思うけど、ストーブ一つに対して、複数部屋にパネルヒーター5台以上設置したそうで、秋口は給湯器としても使えたが、本格的な冬になってからは熱が間に合わないらしいというような話。給湯は灯油ボイラーと併用で、パネルヒーターへの熱供給は熱源を切り替えて使えるシステムなのかな?と想像しました。
このストーブはタンクを背負っているので、炊き始めは水を熱するのに結構時間がかかるそうです。その間も大型パネルからは放射熱で部屋を暖めるといった作りなのでしょう。どっちをとるか、使って見ないと分からないのでしょうね。
見た目は一目惚れするほどでもなく、どちらかというとフランスのINVICTAの中古品が激安で売られている方が気になりました。それも黄色だったかな?色が付いている方に惹かれます。
機能的には満足なマルチっぷりを備えたAurora Auquaでした。
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