村営住宅へ引っ越し

小渋湖すぐ上の家は妊婦にとっていろいろと生活が困難だろうということで引っ越し先を探しました。村内外の空家を中心に家探しです。大鹿村でも探したし、駒ヶ根〜松川までいろいろと見て回った結果、中川村の村営住宅になりました。なんの変哲もない平屋3LDK 99.37㎡、オール電化のつまらない家です。(でも4年も経つと、そのつまらない家が我が家のスタンダードとなり、設計を進めてもらう上でこの家を基準に考えてしまうようになるとは人間の慣れとは恐ろしいものです)家賃53000円、敷金3ヶ月分、入居条件に「概ね40歳以下の方で、現在子供(小学生以下)を養育またはこれから産み育てようとする夫婦世帯」とあります。

ガーデンハウス中田島

2018年5月には晴れてうちが転出しますので、どなたか宜しければどうぞ!

ここに入居するのに保証人が2名必要で、ひとりは村内に住む方を保証人にしなければなりません。移住者向けであろう物件なのに、どういうことでしょうか?このシステムには疑問があります。どうにかすべきです。外から人を受け入れたいのか、閉鎖的なのか? うちの場合は、そんな嘆きを先駆者の法嶋二郎さん漏らしたら「保証人やったろか?」とハンコを押してくれました。懐かしいありがたい話です。

*法嶋さんは大阪府出身。偶然にもうちのカミさんの高校の先輩でした。中川村に木工工房を構え、唯一無二の木工作品を作る作家さんです。

http://hojima.com/


そして、2012年末「移住者 最初の仮住まい」から村営住宅へ引っ越しました。晴れて住民票も中川村に移し、中田島地区の住民となりました。

ここを拠点に別のどこかに家、土地を探そう!言い出した時から4年以上の月日が流れています。ここに引っ越してから翌年の春、無事に娘が生まれ、家族3人には十分すぎるスペースがある家で生活が始まりました。お隣に子供4人、そのお隣にも二人、(若者向け)村営住宅のメンバーで子沢山の賑やかな地区です。


他に物件はいろいろ見てもなかなか魅力的な空家と出会いはありません。大抵は昭和40年代に建てられたひと昔前の寒そうなボロ屋です。それでも売値が1000万円していたりして、どういうことか今でも理解に苦しみます。


地元不動産のサイト(氣賀沢不動産:駒ヶ根市)


売り地もいろいろと見に行きました。不動産屋が扱っている土地は大抵が宅地、もしくは田畑、たまに原野や山林情報もありますが、なかなかピカッときらめく土地と出会えません。


村内の知り合いに教えてもらう土地で魅力的と感じる土地はだいたいが現状農地で、上水の便が悪いところばかりです。水の引き込みに数百メートルの距離はそれだけで数百万円の予算が必要になります。


我々が臨んでいる土地の雰囲気はお隣さんから離れていて、展望、日当たりがよい場所。傾斜地、山深い場所はカミさんがNG。


そんな夢みたいな理想の土地なんてないんだなーと諦めかけていました。



photo ©︎ Shuhei NEZU

タタッタラ

家が建っていく様を綴らねばならないという使命感を基にした記録。

0コメント

  • 1000 / 1000