リンゴの木を製材


2017/4/7 リンゴの木を造作材に使うという、たぐい稀な試みを「面白い!」と応じてくれた、木工職人の法嶋二郎さんと、中川村地域おこし協力隊のSさん、地元製材所の瀧澤さんのお陰で、お試し企画にチャレンジです。 


 リンゴの樹は美味しいリンゴを穫る為の樹形を築いてきたので、反り、曲がり、節は有って当たり前。直線的な材を取るために間伐、枝打ちして節を作らない針葉樹とは正反対と言っていいほど異なる木です。直線的に2m程の長さがある丸太を探す事自体が至難の技。 リンゴ園で倒した木を見定めて、軽トラ2杯分ほどをA級選手達として、飯島の製材所へ搬入しました。車で10分の距離は労力エネルギー利用最小限の素晴らしい距離です。 



 飯島、柏屋木材の瀧澤さんの登場です。「リンゴの木は挽いたことないなー」広葉樹の中でも珍しい木を製材すると言うチャレンジングな企画だと言うことを改めて実感です。宜しくお願いします。 法嶋さん造作での玄関扉で使うことが一番の目標であるリンゴ材。2寸(6cm)で挽いといてのオーダーです。


滝澤さんがプロの眼で、どの線で挽いていくかを見定めて製材機にリンゴの丸太を固定します。


今まで見えなかったものが見えてくる、ぶった切るシーンは爽快ですね。表情豊かな赤身が出てきました。 丸太だった木から2寸厚の材が生まれました。述べ2時間くらいだったでしょうか。大型ノコギリあっぱれです。 


これから更に未知の世界:「リンゴ材の乾燥」物語が始まります。A級選手が製材されて、虫食いや腐りなどを削ぎ落としましたので、A'選手が選ばれている状態です。乾燥によって、最終的に造作家具に使用するS級選手がどれほど生まれるか?!実験住宅(experimental house, koetalo)の名に相応しい試みが進んでいる一コマですね。何事もチャレンジ!自らやってみなければ納得できません。

タタッタラ

家が建っていく様を綴らねばならないという使命感を基にした記録。

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